動画視聴時の表情からユーザーの感情をAIで分析!「GlassView Emotion」がリリース
AIを用いた顔認識技術
動画広告配信ソリューションを提供するGlassView(グラスビュー)は、RealEyes(リアルアイズ)のAIを用いた顔認識技術を活用し、視聴者の表情から「感情」を測定する動画広告配信サービス「GlassView Emotion(グラスビュー エモーション)」の提供を開始した。
同サービスでは、動画広告を見ている視聴者の一つひとつの微細な顔の動作を、基本的な感情指標である「喜び」「驚き」「混乱」「悲しみ」「嫌悪」「恐れ」に分類。その結果をほぼリアルタイムでダッシュボードに反映する。これにより、これまで定性的な目視やアンケートでしか確認できなかった「動画のどの瞬間に一番いい反応をしているか」といったことを、定量的に把握することが可能になる。
同サービスを活用することで、広告主は動画広告に対する受容セグメント(地域別、性別、年齢別)の発見や、ターゲティングの最適化、動画広告クリエイティブのA/Bテストなどを行うことができる。
すでに米LGエレクトロニクス社や、カリフォルニア州ロザンゼルスの観光プロモーションにおいて活用されており、高い効果を出している。
考察
動画により、視聴者の感情を把握できることは効果的であると考えられる。視聴者が動画のどこに惹かれていて、どこに興味を持っているのかが分かれば改善がとてもしやすい。また、この動画はどのような層のユーザーに興味を持ってもらえるのか。また、どのような層に向いている動画なのかがわかる。よりそのユーザーに合った、興味を持ってもらえる動画を作ることができるので、ブランディングやCV獲得に大きく貢献するだろう。さらにターゲットがより明確に定まり、ABテストも行えるのでより洗練された動画ができるだろう。
アメリカではすでに高い効果を出しており、日本に広まっていく可能性も十分考えられる。このサービスが日本で広まれば、動画広告はさらに重要視されていくだろう。
しかし、どこまで正確に感情を読み取ることができるのか。また、どの商品の動画でも効果を出せるのかなどは重要な点である。今後動画広告において影響力をもつサービスになるのか注目していきたい。