レストラン検索から決済までがアプリで完結!ぐるなび、Alipayとアクワイアリング契約締結

中国モバイル決済サービス「Alipay」と契約

 ぐるなびは、中国のモバイル決済サービス「Alipay(アリペイ)」とアクワイアリング契約を締結。Alipayでのモバイル実店舗決済とアプリ内で飲食店の情報を掲載するサービスを2018年夏から開始する。これにより、ぐるなび加盟店では、Alipayの決済サービス導入とアプリ内での飲食店の情報発信が可能に。飲食店側には訪日中国人旅行者の来店のきっかけ作りが可能となるメリットがあるほか、訪日中国人旅行者は、日本の飲食店の検索から決済までをアプリで行えるようになる。

 同社はこれまで、「ぐるなび外国語版」において、訪日中国人旅行者に向けた多言語レストラン予約サービスを提供してきた。今後は、Alipayを活用することで、訪日中国人旅行者の利便性の向上と飲食店の情報発信や販促支援など、送客から決済までの一環した業務支援サービスを提供していく。

Alipay(アリペイ)」

中国アリババグループAlipayは、タオバオをはじめとしたネットショップサイトで利用される、中国モバ現時点で中国の消費者に最も親しまれていると言えるモバイルペイメントアプリであり、中国からのインバウンド客の獲得はもちろん、中国向けの越境ECに欠かせない決済手段です。。イルペイメント業界で約54%のシェアを占める世界最大の第三者決済です。

 

考察

 今後このようなサービスは増加していくと考えられる。飲食店に限らず、支払いで現金を使わないキャッシュレス化が進んでいます。日本でのキャッシュレス決済に比率は2025年には37.9%になると予想されています。現在でも現金を使えない飲食店も出てきています(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22984010R01C17A1000000/)

 中国モバイル決済の大手であるAlipayと提携することで、予約から決済までがスムーズに行えるだけでなく、中国人旅行者やその他外国人旅行者が気軽に旅行を楽しむことができる。また売り上げの確認や客層をすばやく確認することができるので業務を効率化できる。

 このように外国人が旅行しやすい仕組みにすることで今後も旅行客は増加していくだろう。さらにぐるなびは今後、あらゆるニーズにあわせた決済サービスを順次提供していくそうだ。日本は他国と比べてまだキャッシュレス化が進んでいないので、ここはひとつ課題にはなるであろう。

 

https://markezine.jp/article/detail/28669