長尺動画でも高い視聴完了率を達成!アウトブレイン、動画ソリューション「FOCUS」の提供を開始

「FOCUS」とは?

 アウトブレイン ジャパンは10月15日、動画コンテンツによってユーザーのエンゲージメント向上に貢献するサービス。

「FOCUS」は、オーディエンスとのエンゲージメントを構築するために設計された新たなソリューションだ。

同ソリューションは、クリック再生型のフォーマットと、高度なターゲティングやストーリーテリングに適した長尺の動画フォーマットを統合。プッシュ型ではなく、ユーザーに「選ばれる」動画コンテンツを作成することで、広告主に対してエンゲージメントの高いオーディエンスを保証。

また、同ソリューションではオーディエンスの興味関心に沿ってターゲティングを行う。そのため、視聴中の離脱を防ぎ、視聴完了率の向上が期待できる。さらに、同ソリューションを利用するマーケターは、アウトブレインの有する様々な配信方法を活用した動画コンテンツの配信が行える。

「FOCUS」の効果

 同ソリューションのベータ版を用いてネスレは、イスラエルにおいて同社商品のキャンペーンを実施。「Petit Buerre(プチ・ブール)」を材料とした料理の49秒動画を配信した。結果、他社の大手プラットフォームと比較して約2倍の数値となる約48%の視聴完了率と、平均視聴時間35秒という高い効果が得られた。

 その他、イギリスの製薬会社「グラクソ・スミスクライン」においては、配信した60秒の動画コンテンツの平均視聴時間は37秒で、約49%のユーザーが完全視聴をした。

 

考察

 ここまでの効果を上げているのはすごい。

動画広告の調査で、約半数の方が見かけたことはあるが、視聴したことがないと回答している。そのなかで、約半数が完全視聴したというのはかなり高いとみられる。

さらに大手の企業より知名度が低いので、視聴率は低くなりそうだが、倍の数値を出しているのはかなりの数値だ。

完全視聴してもらえれば、商品への興味が増し、認知度であったりCVの獲得に繋がっていく。

また調査の結果として広告を流す媒体によって視聴者が不快に思う動画の内容が異なるという結果も出ている。動画のクオリティーを上げるだけでなく、その動画を適切な場所に流すということも非常に重要なポイントだ。

いかにクオリティーが高い面白い動画を作るだけでなく、その動画をどこに掲載していくのかも大事であり、両方を考えながら広告を打っていかなければいけないということを再認識した。

今回のようなこのサービス利用で結果が出ているので、今後利用する企業は出てくるのではないか。

 

https://markezine.jp/article/detail/29477